「私は毎日便が出ているから大丈夫!」と思っているあなた!毎日きちんと出ているからといって、便秘ではないとは限らないことをご存じですか?便秘の症状は意外に知られてないもの!
その状態を放置してしまうと、体に悪い影響を与えてしまうので、早目に改善するのがおすすめです。そこで今回は、コロコロうんこの原因や解消法を詳しくご紹介していきます。
便秘でやっと出たと思ってもスッキリしない・・・

慢性的なコロコロうんこのほかにも、長引いた便秘の後、「やっと出た!」と思ったらコロコロうんこだった…って経験、ありませんか?
コロコロうんこの場合、残便感が残るので体も気分もスッキリできないもの。しかも、硬い便が出てくるので、痔になってしまう場合もあり、いいことは全くありません。
コロコロうんこの場合、腸内の便を出し切れていない状態なので、これが続くと腸内環境が悪化し、悪玉菌が増え、有害物質が発生してしまいます。
この有害物質は、腸壁から血液に溶けこみ、全身を巡るので、体全体に悪影響を与えてしまうことに…。できるだけ早い対策が大切です。
コロコロうんこの原因は便に水分が足りてないから?
コロコロうんこになってしまう原因は、いくつか考えられます。
①水分不足

便は、水分を吸収することでやわらかくなり、排便をスムーズにさせます。そのため、水分が不足してしまうと、便は硬くなり、スムーズに排便できなくなってしまいます。
②食物繊維不足

食物繊維は、水分を吸収して大きく膨れ、便のカサを増す働きがあります。便のカサが増すことで腸に刺激が与えられて動きが活発になるので、スムーズに排便することができます。
③腸が正常に活動していない

腸は、便を大腸から肛門まで押し出す動き(=ぜんどう運動)によって、排便を促します。
このぜんどう運動がうまく機能していないと、便が出なかったり、出てもコロコロうんこ…という状態になってしまいます。
コロコロうんこを改善する方法
コロコロうんこを改善するためにまず行いたいのは、
- 「こまめに水分補給」
- 「食物繊維を含む食材をしっかり食べる」
の2つ。
便は、食物繊維が水分を吸ってカサを増すことでスムーズに体の外に出されるので、水分だけたくさん摂ったり、食物繊維だけを大量に摂ってもあまり効果はありません。
この2つをバランスよく体に摂り入れることが大切です。
この2つを実践してもまだ改善されない場合は、上で説明した「腸の動き」が正常に機能していないのが原因として考えられます。
腸が正常に機能していないパターンには2通りあるので、それぞれのタイプ別に、解決策をご紹介しましょう。

【タイプ①…弛緩性便秘】
お腹が張る、残便感がある、食欲が湧かない、肩こりがひどい、肌が荒れる、イライラするといった症状がみられるのが、弛緩性便秘です。
弛緩性便秘は、悪玉菌の増加によって腸内環境が悪化することで、腸のぜんどう運動が低下。
便が長く腸に留まってしまうことで、便の水分が奪われ、硬くなってしまうという状態を言い、出産後の女性や高齢者に多いと言われています。
★弛緩性便秘の改善方法⇒
腸内環境を整えることが、弛緩性便秘の改善の近道です。
悪玉菌は、
- 不規則な生活
- ストレス
- 運動不足
- 肉メインの食事
- 甘いものの食べ過ぎ
などが原因で増えると言われています。
逆に、善玉菌は規則正しい生活を好みます。そのため、生活リズムを整えると同時に、適度な運動、バランスの摂れた食事(できれば和食中心)、間食をやめる…などを心掛けて生活してみてください。
【タイプ②…痙攣性便秘】
食後に下腹部が痛くなる、残便感がある、便秘と下痢を繰り返しているといった症状がみられる場合は、痙攣性便秘が疑われます。
主に自律神経の乱れによって腸壁がけいれんし、腸のぜんどう運動が異常になってしまう状態を言います。
★痙攣性便秘の改善方法⇒
腸のぜんどう運動を促している自律神経を整えることが大切です。そのためには、まず生活習慣の見直しを!生活のリズムを整え、睡眠を十分に摂るようにしましょう。
腸は、副交感神経が優位に働く夜に、活発に活動を始めると言われています。
時間にすると22時~翌2時の間です。副交感神経は、就寝中のリラックスしている状態の時に働くため、22時~2時の間には眠っているのが理想です。
また、ストレスを溜めこみすぎないことも大切です。自分なりのストレス発散法を見つけ、上手に発散してみてください。
いかがでしたか?
コロコロうんこになってしまう原因は、水分や食物繊維の不足だけではなく、腸の状態も関係しているんですね。
まずは、自分がどのタイプに当てはまるかを確認して、さっそく改善方法を実践してみてくださいね!
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