子どもにとっても便秘はストレス!小さい子どもの便秘解消法

赤ちゃんの腸には善玉菌が多く存在し、年を重ねるごとにその量は減っていくと言われています。

そのため、赤ちゃんや小さい子どもは便秘とは無縁と考えてしまいがちですが、小さい子どもであっても便秘になってしまうことは大いにあり得ます。

どちらかというと、男の子よりも女の子の方が便秘になりやすい傾向にあるようです。便秘が続いてしまうと、子どもにとっても大きなストレスになってしまうのでなるべく早く解消してあげたいものです。

今回は、小さい子どもの便秘解消法をご紹介します。

子どもはストレスを感じやすい!上手に便意を伝えられないことも・・・

小さい子どもは、腹痛などが生じない限り、自分から「うんちが出ない」と言ってくることは少ないもの。そのため、子どもの便秘は、親が注意して見てあげていないと、気付かないまま慢性化してしまう場合があります。子どもがまだ話せない年齢の場合はなおさら注意が必要です。

では、どんな状態が便秘に当てはまるのでしょうか?

毎日排便していなければ、便秘になるのでしょうか?これは個人差があるのですが、基本的には、2~3日に1回であっても、普通のやわらかさで、バナナのような形の便が出ていれば心配はありません。

一方、便が4日以上出ておらず腹痛を伴っていたり、食欲が落ちている場合は、便秘の可能性があります。また、毎日排便していたとしても、硬くコロコロとした便の場合は便秘と言えます。

腸は、他の臓器と比べて精神的な影響を受けやすく、ストレスによってその活動が鈍ってしまうと言われています。

便秘の原因には、食生活や生活リズムの乱れなど様々な要因が考えられますが、ストレスも大きく関係しています。

子どもは、私達大人が考える以上に実はストレスを受けやすいと言われているため、強いストレスを感じることのないように心掛けることも大切です。

0歳~5歳の子どもが受けるストレスの要因の一例

  •  両親とのスキンシップが減る
  • 失敗(食事やトイレ)に対して、ひどく叱られる
  • 弟や妹ができる
  • 夫婦の仲が悪い

6歳~12歳の子どもが受けるストレスの要因の一例

  • 友達と仲良くできない
  • 勉強が分からない
  • 給食が食べられない
  • 習い事が多く、遊ぶ時間が少ない
  • 勉強に対して親が口うるさい

また、ストレスが溜まっていると、下の様な症状が現れる場合もあります。

  • 頭痛 
  • 下痢
  • 吐き気
  • おねしょ
  • 落ち着きがなくなる
  • 爪を噛む
  • 髪の毛を抜く
  • 朝起きられない
  • 就寝中に歯ぎしりをする
  • 食欲が落ちる

便秘が癖にならないうちに改善することが必須!

便秘が続くと、直腸という部位が伸びて太くなり、一定量を超えても便意を感じにくくなってしまいます。腸に便が長い間留まってしまうと、水分が減り硬くなってしまうので、排便の際に痛みを伴います。

小さい子どもの場合は、この痛みが恐怖に変わり、排便を嫌がるように…。そうすると、ますます便秘は悪化し、慢性化してしまいます。

便秘が慢性化すると、腹痛が生じたり、いきむ際に肛門が切れて痔になってしまう場合も。そのため、便秘が慢性化してしまわないうちに改善することが大切です。

子どもでもできる便秘解消法を集めてみました!

早い段階で子どもの便秘を解消することの重要性は分かりましたが、一体、どのようにして解消するのがよいのでしょうか? ここでは、子どものための便秘解消法を紹介します。

①水分をしっかり摂る

人は水分不足になると、便の水分が奪われ硬くなってしまいます。

便が硬くなると排便がスムーズに進まないため、細目な水分補給が大切です。子どもは代謝がよく汗をかきやすいので、水分不足になりがち。そのため、親が気に掛けてあげる必要があります。

②規則正しい生活を送る

腸内環境を整えるためには、早寝早起きが重要。腸は、人が寝ている間に活動すると言われているためです。一般的には、22時~2時の間に活発になると言われているので、この時間帯には眠っているのが理想です。

また、腸は朝に食べ物が入ってくることでスイッチが入り、排便を促すことができます。そのため、朝食をしっかり摂ることも大切です。

③食事の内容に気を付ける

便秘の解消には、食物繊維がよいとよく言われていますが、食物繊維には2種類あり、水溶性食物繊維不溶性食物繊維バランスよく摂取することが大切です。

コロコロうんちなど、便が硬い場合は、水溶性食物繊維を多く摂取するのがおすすめです。また、オリゴ糖やヨーグルト、オリーブオイル、牛乳も便秘に効果的と言われています。

<水溶性食物繊維が多い食品>

りんご・バナナなどの果物、こんにゃく、大麦、海藻類

<不溶性食物繊維が多い食品>

ごぼう、さつまいもなどのイモ類、穀物類、きのこ類、豆類

④しっかりと外で遊ぶ

腸が便を肛門まで動かすためには、ある程度の筋力が必要です。運動不足の状態では、お腹の筋肉も鍛えられないため、腸の動きも鈍くなってしまいます。

そのため、外でしっかりと体を動かすことが大切。体を動かすことでストレスも発散され、夜の寝つきもよくなります。

⑤トイレに行く習慣を付ける

朝から昼にかけての時間帯に、体は老廃物を排出すると言われています。特に朝食後は便意を最も感じやすい時間帯。

そのため、朝食後、5分~10分は便座に座る習慣を付けましょう。毎日座ることで、朝の排便が習慣化されます。

いかがでしたか? 

便秘は万病の元と言われていますが、それは大人も子どもも一緒。「たかが便秘」と考えることなく、しっかりと親が気に留め、慢性化してしまう前に便秘を解消してあげることが大切です。お子さんが便秘で苦しんでいるという場合は、ぜひ上の便秘解消法を実践してみてくださいね!

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YU-RI

職業:美容ライター
学歴:薬学部卒
趣味:料理・雑貨屋巡り
便秘に悩まされ続けて30年近く。最近ようやく解消するコツが分かってきました。人によって解消法も変わりますが、その人に合った解消法に導けるよう色々な便秘解消法を試していきます!