女性が密かに抱えている「痔」の悩み。
デリケートな問題だけになかなか相談できなかったり治療が遅れて長引くケースが多いんです。
痔の改善に高い効果を発揮してくれる漢方薬「乙字湯」の使用方法や成分などを調べてみました!
乙字湯とは?どこで手に入る?

痔の改善に、高い効果があるとしてたくさんの人が服用しその効果を実感している「乙字湯」。
一時的に症状を緩和させる軟膏や坐薬とは違って、痔の原因である根本的な体質の改善を促す漢方薬です。
さまざまなタイプの痔が和らいだり、完治するということで、痔で悩む人たちにとっての救世主となっています。乙字湯とは、どのようなものなのでしょうか?
漢方は中国で生まれた体系医学ですが、乙字湯は漢方が日本に伝わってから独自に生まれたお薬。
その起源は江戸時代。
「南原陽」という人物が作り出したと言われています。やっぱり昔のひとも痔で悩んでいたんですね・・・
乙字湯に配合される6つの生薬
黄芩(おうごん)
シソ科のコガネバナの根を乾燥させたもの。
痔の炎症を鎮めて、痛みを緩和してくれます。
当帰(とうき)
セリ科のトウキの根を湯通ししてから乾燥させたもの。
血行を良くしてくれるので、女性の体のめぐりにも効果を発揮してくれます。
甘草(かんぞう)
マメ科のカンゾウの根や根茎を乾燥させたもの。
さまざまな漢方に配合されていて消化器系の炎症や痛みにも効果があります。
升麻(しょうま)
キンポウゲ科サラシナショウマという植物の根茎。
発汗や解毒作用。痔核や脱肛にも効果あり。
大黄(だいおう)
ダテ科のダイオウの根茎を乾燥させたもの。
便を柔らかくしてくれるので、便秘が原因の切れ痔やいぼ痔に高い効果を発揮してくれます。
このように、自然の植物から生まれた漢方薬なので、安心安全。
特に、女性の痔は冷えや便秘からなる事も多いので、体のめぐりを良くし便を柔らかくしてくれる成分が配合されていることで、痔の改善・緩和に高い効果を発揮してくれるんです。
乙字湯は、さまざまな会社が販売していますので、比較的どこでも購入することが可能な漢方薬です。
病院でもよく処方されるものなので、安心なものということがわかりますよね。
薬局やドラッグストアでも「乙字湯」と言えば持ってきてくれるはずですよ。
また、大手通販サイト楽天やAmazonでも取扱いがありますし、他の通販でもまとめ買い割引きなどでお得に購入することが可能です。
一度、公式ホームページなどをチェックしてみてくださいね。
切れ痔・イボ痔を体の内側から改善!話題の「ピーチラック乙字湯」とは?
乙字湯の服用期間ってどれくらい?

乙字湯は、漢方薬なので、他の薬とは異なり、飲んだらすぐ痔が無くなった!などという即効性を期待してはいけません。
痔は、滞ってしまった血(瘀血おけつ)が肛門にある状態。特に女性は冷えや、便秘などが主な原因で起こります。
服用し始めたときの痔の進行状態にもよりますが、乙字湯は痔の原因にアプローチするお薬なので、体の内側からじんわりと痛みを緩和させてくれます。
血のめぐりを良くし炎症を抑えてゆっくりと治癒に向かっていくので、多少の期間は必要となります。
乙字湯は、比較的痔の初期~中期段階での症状に効果を発揮。
すでに重度の症状を感じている人は、まず医師に相談しましょう。
便秘が原因の切れ痔などで服用する場合は、5~6日程で便の様子が変わってきたり、痔が緩和し始めるようです。
その他の痔はだいたい1ヶ月程度服用し、症状が改善されなければ、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
長期に服用する場合も医師に相談してくださいね。
乙字湯の飲み方とは?
乙字湯の効果をしっかりと感じるためには飲み方も確認しておきましょう。
まずは商品に記載されている用法・用量を守ることが大切です。
そのときの体調などで副作用を感じてしまう場合もあるので、体調や気分がすぐれない場合は、少量にしておくか、服用を中止しましょう。
小さい子供や、虚弱体質の人、年配の方も体力が十分でない場合おすすめできませんので、服用を控えたほうがいいと思います。
通常、漢方薬は食前もしくは食間(空腹時)に飲むことで体に生薬の成分を取り入れやすくなります。
食前=食事の直前ではなく、だいたい食事の20~30分前に飲むということです。顆粒タイプは、お湯に溶かしてゆっくりと飲みましょう。
お湯に溶かすのが好きではない場合はもちろんお水でも大丈夫ですよ。
体の内側からじんわりと効いてきますので体の根本を改善するつもりでゆったりとした気持ちで飲みましょう。
乙字湯の飲み合わせで注意するべきこと

副作用の極めて少ない漢方薬ですが、服用の際、注意する点もあります。
現在、下剤などを服用している場合も乙字湯との併用は控えてくださいね。
他の漢方薬と併用する場合は、「大黄」の重複に注意したほうがよいそうです。
大黄は、便を柔らかくしたり排便をスムーズに促す作用がとても強いとされています。人によってはお腹が痛くなったり、下痢をしてしまう事も。
体調を見ながら服用してくださいね。
他にも「大黄」を配合している漢方薬はたくさんあるんです。重複して飲んでしまうと効きすぎてお腹を壊してしまう恐れがあるので注意してください。
また、芍薬甘草湯など甘草を含む他の漢方薬といっしょに飲むときは、「偽アルドステロン症」の副作用に注意が必要。
- 大黄含有製剤
- 甘草含有製剤
- グリチルリチン(グリチロン等)
などを一緒に服用する場合は、必ず医師や薬剤師に相談してください。
その他、
妊婦・授乳中の人
乙字湯の配合されている生薬の「大黄」には子宮収縮や骨盤内臓器の充血が作用する場合があります。
服用の際は、必ず医師に相談してください。
下痢・軟便
便を柔らかくしてスムーズな排便を促す作用があるため、もともと、便が柔らかかったり下痢気味の人にはおすすめできません。
口コミの中には、便秘症で、便秘解消のために服用しているという人もいるくらい腸に働きかけて排便を促す効果もあります。
※乙字湯はあくまで痔のお薬なので違った目的での服用は控えめに・・・
また、その時の体調によっても副作用が出やすくなる場合があるので、体の調子を整えた状態で服用してくださいね。
乙字湯についてまとめ
女性のデリケートな悩みの「痔」に効く乙字湯をご紹介しました。
乙字湯はこんな人におすすめ
- 痔を繰り返してしまう
- 痔の原因となる体質を改善したい
- 便秘が原因で切れ痔になりやすい
- 冷え性が原因で痔になりやすい
現在、乙字湯は病院から通販までさまざまなところで購入が可能です。
薬局で購入するのが恥ずかしかったり、病院に行くのが抵抗があるという人も手遅れになってしまう前に早めのケアをおすすめします。
通販で購入して家族にバレるのが不安という人もパッケージを隠して配送してくれる商品もあるので一度チェックしてみてくださいね。