青汁といえば、「苦い」や「まずい」といったイメージがありますが、最近ではそうしたマイナスのイメージを払拭する青汁がたくさん販売されています。
そこで今回は、便秘に効果てきめんと言われている青汁についてご紹介していきます。
便秘解消に青汁は効果あり?

ひとくちに便秘といっても、さまざまな種類があります。そもそもどのような症状のことを便秘と言うのでしょうか。
便秘にも種類がある
まず、大きな分類として、「機能性便秘」と「器質性便秘」の2つがあります。一般的な便秘は「機能性」のほうを指します。機能性便秘の中にも、
- 弛緩性便秘
- 痙攣性便秘
- 直腸性便秘
などさまざまあり、人によって症状はバラバラです。
そんな中で、日本内科学会の見解では、3日以上の排便がなく、また排便後も何か残っているような感じがある人のことを便秘とみなすことになっています。
ちなみに、器質性便秘とは、腸閉そくや大腸がんなどにより、腸の働きが不全になることでおこる便秘のことです。
食物繊維で便秘改善!
そんな便秘を解消し、快適な排便をするのにもっとも効果があると言われているのが、食物繊維の摂取です。
食物繊維を摂取することで、胃腸が刺激され、排便に必要とされる腸の蠕動(ぜんどう)運動が促進されます。
その結果、便秘が解消されるのです。
食物繊維は「第六の栄養素」と言われるほど注目を集めており、その有用性は世間的に認知されています。ちなみに食物繊維には不溶性と水溶性と、2種類あります。
便の量を増やし排便を促す不溶性の食物繊維
不溶性の食物繊維は、キノコ類や甲殻類、豆類などに多く含まれています。
その名のとおり、不溶性、つまり水に溶けない性質を持っており、糸状の形をしています。摂取することで胃腸の中で水を吸収して膨らみ、便の量を増やします。
そして、腸の蠕動運動が促されることで、排便効果が期待できます。
食べすぎも防げる水溶性の食物繊維
もう一方が、水溶性の食物繊維です。水溶性の食物繊維は、海藻類や果物に多く含まれています。
粘り気を持っているため、水を含むとゲル状の物質となって、腸の中をゆっくりと動き回ります。
その結果、ふつうの食物を摂取したよりも満腹感が長く持続し、食べすぎを防止できるメリットがあります。
この水溶性の食物繊維を多く含む食品が、青汁です。
青汁にはケール、大麦若葉、桑の葉、明日葉などの葉物が原料として使われています。
ほかにもゴーヤ、小松菜、モロヘイヤ、ヨモギといった、便秘に効果的な原料が多く含まれています。
これらの食物に含まれる豊富な食物繊維を、飲むだけで効率的に摂取できるのが、青汁なのです。
便秘に効く青汁の飲み方とは?
便秘解消にうってつけの青汁ですが、飲むタイミングや、飲み方によっては、効果が大きく左右されます。
薬ではないため、いつ飲むべきなのか、厳密に決められた時間はありません。基本的には箱などに明記されている、一日の摂取量を上回らないように飲むことを心がけましょう。
便秘解消には就寝前
青汁を効果的に飲むオススメのタイミングは、ずばり寝る前です。
寝る前に飲むと、就寝中に食物繊維が効果を発揮してくれ、朝の快調なお通じにつながります。
栄養補給には起床後
青汁にはさまざまな野菜の成分が含まれているので、便秘解消だけでなく、不足しがちな栄養補給やダイエットにも効果があることで知られています。
栄養補給をしたい場合には、朝、起き抜けに飲むのがオススメです。朝一番は空腹状態のため、効率的に栄養補給することができます。
青汁が苦手な人はこんな飲み方をすると飲みやすい!

便秘の解消だけでなく栄養補給やダイエットにも効果絶大な青汁。しかし、野菜の成分が凝縮されているので、「青臭い」「苦そう」といったイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
そんな人でも、青汁をおいしく摂取できる、オススメの飲み方があります。
ここからは、青汁が苦手な人でもすっきり飲むことのできる、魔法の飲み方をご紹介していきます。
①青汁+レモン
青汁特有の独特な青臭さや苦みが、レモンのさわやかな風味と酸味によって中和され、なんとも飲みやすい爽やかな味に変化します。
食物繊維だけでなく、ビタミンCもたくさん摂取することができるので、オススメです。
②青汁+牛乳
牛乳のまろやかさが青汁の渋みを緩和し、抹茶ラテを飲んでいるような感覚でグイグイ飲むことができます。
これに蜂蜜などを加えてみると、お子様もおやつ代わりに喜んで飲むことができます。
③青汁+ヨーグルト
ヨーグルトにも胃腸の働きを活発にさせる機能が備わっており、青汁の効果とあいまって、絶大な便秘解消効果を期待できます。
デザート感覚で飲むことができるので、食後、就寝前のいっぱいに最適です。
まとめ
今回は便秘解消の切り札となる青汁をご紹介しました。
いまや青汁は、便秘に悩む現代人にとって欠かすことのできない重要な食物として認知されつつあります。今まで苦手で敬遠してきた人も、紹介した飲み方なら意外とグイグイいけるはず。
さあ、明日から青汁ですっきり便通生活を送っちゃいましょう!
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