便秘とは、本来は体内には不要で、自然に排出されるべき、“カス”が腸内に留まり続けている状態です。
不要なものを体内に留まらせてるわけですから、身体にいいはずがありません。そんな便秘を解消するために、下剤ではなく、極力自然な形で排出するために今回は、お茶を飲むことで解消する方法を教えていきます。
便秘を放っておくと身体や精神がストレスを感じたり、お腹が張ってきて、腹痛を起こす場合もあると言われています。お茶に含まれる成分には、
- 水分等を加えることで硬くなった便を柔らかくし、排出しやすくする
- 便が出づらくなっている腸内の環境を整える
といった効果が期待できるとされています。
それではこれから、
- 具体的に、どのようなお茶を選ぶのが良いか?
- お茶のどのような効果が便秘を解消するのか?
- お茶で便秘を解消させるメリットとは何か?
以上の3つについて、詳しく紹介していきます。
便秘解消にお茶を飲みたい!お茶の選び方とは?

お茶を飲んで便秘を解消させたいけれど、どのようなお茶を選ぶか迷ってしまう。
そんな時のポイントは3つ。
- 下剤と類似した成分は入っていないか
- 自分の体質に合っているか
- クセが少なく飲みやすいか(=継続しやすそうか)
このポイントを意識するのが大切です。特に、下剤と似た働きを持つ、
- センノシド
- キャンドルブッシュ
上記成分を含むお茶は、摂取する事で下痢や腹痛を引き起こす可能性もあり、摂取は危険と言われています。このため、お茶を選ぶ際には「食物繊維の力で便秘を改善」するタイプである
- マテ茶
- ハトムギ茶
- ごぼう茶
- 黒豆茶
と言ったものがオススメです!
もちろん成分だけでなく、飲んで体調を崩さないか(=自分の体質に合っているか)飲みやすいかといった点も重要になります。
成分をチェックしてから選び、試しに飲んで、「続けられそう」と感じたものを継続して飲むことが、便秘を解消する正しいお茶の飲み方とされています。
お茶に含まれるどんな成分が便秘にいいの?

お茶には様々な成分が含まれていますが、特に「水溶性食物繊維」「カテキン」「マグネシウム」「ビタミンC」が便秘の解消を促します。
成分の持つ具体的な作用として、
- 水溶性食物繊維…便に水を加えて柔らかくし、排出しやすくする
- カテキン…殺菌作用によって腸の働きを悪くする悪玉菌を減らす
- マグネシウム…腸内の水分を集めて、便を柔らかくし排出しやすくする
- ビタミンC…腸の働きを良くする善玉菌を増やして、
排便を促し、快適な腸内環境を作るようサポートするといったものが挙げられます。
また、お茶に含まれる成分の多くが、
「水」であると言う点も便秘の解消につながりやすいとされています。
人体は生命活動をしながら汗をかいており、
気づかぬうちに水分を蒸発させてしまっています。
特に、涼しい季節等は喉も乾きにくくなっているため、
いつの間にか水分不足になり、便のカサが軽くなってしまう(=排便させるための働きが鈍ってしまう)、便が硬くなってしまうといった便秘の条件がそろってしまうこともあるようです。
上記のような根本的な原因を正して便秘を解消するためにも、お茶の摂取は非常に効果的であるとされています。
お茶で便秘を解消するメリットとは?

お茶で便秘を解消させることは、
- 下剤と比べて、身体の不調が起きにくい
- 時間帯に縛られずに実践できる
- 便秘体質が改善される
上記3つのメリットが期待できます。
具体的な事例を示すと、1つ目の「身体の不調が起きにくい」ということは、腹痛、下痢等のリスクが軽減することを指しています。
下剤に含まれる成分の多くは、腸に過分な刺激を与えて活動させて便秘を解消させるため、上記のような弊害が生じやすいのだそう。
一方で、お茶によって便秘を解消しようとする場合は、食物繊維カテキンミネラルビタミンC等の成分によって便を柔らかくし、自然に排出しやすくするよう促すため、身体に優しくおすすめです。
この他にも、お茶で便秘を解消しようとする場合、「好きな時間帯に飲んでOK」というメリットがあります。
便秘体質だけれど、「学校や職場等の関係で、決まった時間に便秘解消の行動をするのが難しい」と言った人も多い現代社会ですが、いつでも好きな時間に飲んでOK特定の「飲み方」は存在しない
(※但し、飲み過ぎは腹痛や下痢、カフェインの利尿作用による水分不足のリスクが高まるためNG。)
上記のようにルールの少ない健康食品であるお茶を飲むことは、非常にお手軽で実践しやすい便秘解消法です。
また、お茶を飲むことで便秘を改善することは、「便秘体質の根本的な改善にもつながる」ことが期待できます。
すでに紹介した通り、お茶は
- 水分
- マグネシウム
- 水溶性食物繊維
等の成分を一度に摂取できる飲料でもあります。
そして、便秘解消のため日常的にお茶を飲むことは、
- 便秘の原因、水分不足が解消されやすくなる
- 水溶性食物繊維や、マグネシウム働きによって、便が柔らかくなる(=排出されやすくなる)
等の作用が期待できるのです。
以上より、お茶による便秘の解消は、・身体への負担が少ない根本的な便秘の解消につながりやすいといった観点から、ドラッグストアや医薬品の業界においても、注目を集める方法なのです。
普段飲んでいるお茶を、便秘解消効果が期待できるものに変えてみてはいかがでしょうか?
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