妊娠中に厄介な便秘の解消法教えます!薬に頼らない便秘解消方法

妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんと会話を楽しんだり胎動を感じたり…なんとも幸せな時間が流れるもの♡ただ、妊娠すると体は劇的に変化するので、様々な不調が出てくるのも事実です。

中でも、多くの女を悩ませるのが便秘。妊娠初期から便秘体質を引きずっていると、出産時や出産後に痔などで悩むことにもなりかねません。そこで今回は、妊娠中になりやすい便秘の解消法を詳しく教えちゃいます。

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2017年3月28日

妊娠中は便秘になりやすいのはどうして?

そもそも、妊娠すると便秘になりやすいのはどうしてでしょうか? まずはその理由から見ていきます。

①ホルモンバランスの変化

妊娠すると、女性ホルモンの1つであるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増加します。

プロゲステロン(黄体ホルモン)とは、排卵後に卵巣で作られるホルモンで、妊娠していない時は、排卵から2週間程度分泌され、受精しやすいように基礎体温を上げるなどの働きをします。

妊娠すると、子宮内の環境を整え、胎盤を形成するために分泌が増加すると言われています。

そのため、プロゲステロン(黄体ホルモン)は赤ちゃんの発育にとってもとても大切な役割を持っているのですが、胃や腸の筋肉の収縮を緩める働きがあるため、腸の蠕動(ぜんどう)運動を鈍らせ、便秘になりやすくなってしまうと言われています。

②つわり

排便には、ある程度の食事を摂ることで腸が刺激を受け、便意を感じるといったメカニズムがあります。

吐きつわりの場合、少し食べただけで吐いてしまったり、全く食べ物を受け付けなかったりと、食事量が大幅に減ってしまうことで、腸に刺激を与えられず、便秘になってしまう場合が多いです。

また、食べつわりの場合でも、ある一定の食べ物しか受け付けられず、同じものばかり食べてしまう傾向に。

その結果、普段摂れていた食物繊維などが不足し、便が硬くなって出なくなるケースが多いようです。

③運動不足

妊娠中は、体調が優れなかったり、体を動かすのがおっくうになりがち。腸が活発に働くためには、適度な運動が不可欠なので、運動不足になると便秘になりやすくなってしまいます。

④ストレスの蓄積

妊娠すると、体や心、生活スタイルまでも急激に変化します。

そのため、知らず知らずの間にストレスを溜めてしまいがちに。腸は、リラックスした状態で働く副交感神経が動きを活発にさせているので、ストレスを感じて交感神経が優位に働いていると、腸の働きまで鈍くなってしまうことに…。

⑤子宮の成長

妊娠後期に入ると、お腹の赤ちゃんがどんどん大きくなり、子宮が大腸を圧迫してしまいます。

大腸が圧迫されることで、便がスムーズに進まず、便秘になってしまうと言われています。

妊娠中でも安全に便秘を解消する方法とは?

妊娠中に便秘になりやすい理由が分かったところで、つぎは解消法をピックアップ!

①細めに水分を摂る

つわりの間は特に、水分の摂取量が減ると言われています。

便を毎日スムーズに出すためには、十分な水分が不可欠。1日1.5リットル以上を目安に、細目に水分を摂るようにしてください。

また、目覚めてすぐにコップ1杯の水を飲むのもオススメ。朝1番に飲むことで、胃腸が刺激され、活動的になります。

②食事内容を見直す

つわりの間は、どう頑張ってもバランスのとれた食事を摂るのは難しいですよね。

病院でも、「つわりの間は食べられるものを食べられるだけでいい」と言われるほどなので、つわりの期間は無理をする必要はありません。

体調が戻り、気持ちに余裕が出てきたら、栄養のバランスを考えるとともに、キノコ類や海藻類など、食物繊維の中でも水溶性食物繊維と呼ばれるものを積極的に摂るように心掛けましょう。

③適度に運動する

適度な運動は、腸の働きを活発にすると同時に、ストレスを発散できる効果もあります。安定期に入ってからは、散歩やヨガ、ストレッチ、水泳、エアロビなど、無理のない程度で体を動かすのが効果的です。

④朝はトイレに行く習慣を

なかなか便意を感じないからといって、トイレに行かないのはNG

まずは毎朝時間を決めて、トイレに座るようにしてみてください。毎日続けることによって、便意を感じるようになるケースもあります。

トイレに行くタイミングは、腸が刺激を受け活発になる朝食後がよいでしょう。

便秘薬は最終手段にしよう。かならずお医者さんに相談を!

上のような解消法を試してみても便秘が改善されない場合は、薬に頼りましょう。

「薬は飲みたくない」という考えから便秘を放置してしまうと、妊娠後期になるにつれて、便秘が悪化しになってしまう場合もあります。

痔になってしまうと、出産時や出産後も痛みを感じて辛さが倍増してしまうので、できるだけ早い段階で便秘は解消する方がおすすめです。

かかりつけの医師に相談すれば、赤ちゃんに影響のない薬や漢方などを処方してもらえるので、これなら、比較的安心して服用することができるのではないでしょうか。

ただ、市販されている便秘薬を、自己判断で飲むのはNG。中には、母体や胎児に悪影響を与える成分が入っている便秘薬もあるためです。便秘薬を飲む場合は、必ずかかりつけの医師に相談するようにしてください。

いかがでしたか?

すぐには改善しづらい便秘。ただ、生活習慣や食事内容を見直し、それを継続することで、徐々に症状が緩和されるケースが多いようです。

妊娠中の便秘は、気長に構えて改善していきたいですね!

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YU-RI

職業:美容ライター
学歴:薬学部卒
趣味:料理・雑貨屋巡り
便秘に悩まされ続けて30年近く。最近ようやく解消するコツが分かってきました。人によって解消法も変わりますが、その人に合った解消法に導けるよう色々な便秘解消法を試していきます!